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神官の家

三峰(みつみね)神社に仕える人たちの住む集落で、秩父の山懐にある。棟を押さえる置千木が特徴
写真は、三峰神社内に移築されている民家


左:写真はかつての三峰集落

以下に、参考文献

整然とした田の字型に対して、秩父地方などの山間には変形とみられる型が広く分布している。横食い違い型が多い。土間側のオモテザシキを広くとり、したがって奥側のへやは横長となり、ナンドと呼んでいる。そしてオモテザシキをヒロマといい、他のへやは表をディ、トバノディ、奥をオクリ、オクノディなどと呼ぶ。

三峰神社から山の南斜面を下った山腹に、わずかなヤシキッテエラ(屋敷平ら)を切り開いて、ノザスをあげた三峰の民家が大地にしがみつくように点在する。「二間に二八尺」という基準どおりに、間口二八尺、奥行三間のイマの右側に間口二間、奥行一間のディがあり、その奥に奥行一間のナンドがつく。イノマとディの表に幅四尺の通し縁側がある。台所は間口二間、その奥に奥行一間のコザという板敷がある。この構造は素朴な三間取り型である。居の間はいろりを持つ広間であり、三峰のこのまどりはやがて秩父地方に多い広間型への過程を示すものといわれる。


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2007年07月30日 20:33に投稿されたエントリーのページです。

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